太田和之税理士事務所

コラム

コラム一覧

2023年5月29日

業種別税務調査ポイント(飲食店編)

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。   外出をするとマスクを外している方を見かける事も多くなりました。 心理的な意味でのコロナの終息も近づいてきたのかもしれません。 外食産業はコロナで多大な影響を受けましたが、徐々にコロナ前に戻っていくかと思います。   そこで今回の「業種別の税務調査で狙われやすいポイ…

2023年5月24日

業種別税務調査ポイント(製造業編)

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。 確定申告もひと段落し、一息ついている税理士事務所も多いかと思います。   一方で7月は税務署の人事異動がありますので、「6月中に税務調査を終わろう!」と息巻いている調査官も多いのではないでしょうか。 「6月中に調査を終わらせたい」調査官は「多少の妥協はやむなし」という考えている…

2022年10月27日

国外居住親族に係る扶養控除

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。   令和2年年度改正によって令和5年以降は扶養控除の対象となる国外居住親族の範囲が見直されました。 実務上よく使う制度ですので、この機会に一度制度を纏めようと思います。   国外居住親族に係る扶養控除とは 一般の扶養控除と同様に納税者と生計を一にしている被扶養者が、非…

2022年9月21日

業種別税務調査ポイント(建設業編)

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。 昨年までは新型コロナウイルスの影響もあり、税務調査は自粛される傾向にありました。   しかし今年に入ってからその傾向が弱まり、むしろ昨年まで調査できなかった分を取り戻すかのように積極的に税務調査が入っている印象があります。   そこで今回から何回かに分けて「業種別の税…

2022年8月10日

300万円以下の副業は「事業所得」ではなく「雑所得」?

こんにちは、愛知県安城市にある税理士事務所、太田和之税理士事務所です。   今回はインターネット上で話題になっている「300万円以下の副業が事業所得ではなく雑所得になってしまう」について解説したいと思います。 この話は8月1日付で公示された所得税基本通達に関する改正案の意見募集(パブリックコメント)が元になっています。     …

2022年7月25日

法人で株の売買を行った場合の論点整理

こんにちは。安城市三河安城所在の税理士事務所、太田和之税理士事務所の太田です。   資産管理会社、という言葉をご存じでしょうか。 資産管理会社とは別名「プライベートカンパニー」といい、通常の法人が行うような企業活動はせずにオーナーの資産管理のみを行う会社の事です。 個人で資産を管理するよりも、税制面で多くのメリットを受けられるという特徴があります。…

2022年7月12日

無予告調査の対処法

こんにちは。安城市にある太田和之税理士事務所です。 今回は税務調査の中でもトラブルに発展しやすい「無予告調査」の要件とその対処法についてお話ししたいと思います。     無予告調査とは 税務調査の開始の仕方には大きく分けると2種類あります。 1つは、事前に「調査に行きますよ」と予告される通常の調査。税理士が関与している場合は税理士に連絡が…

2022年6月24日

インボイス制度の経過措置の延長について

安城市に事務所を置く税理士の太田です。   つい先日掲載したコラムにもかかわってくるのですが、「インボイス制度の経過措置が当初の予定よりも延長される」という情報を耳にしました。 具体的にいいますと、 「免税事業者からの仕入れは当初3年間限定で80%の消費税の仕入額控除を取ることが出来る」 という経過措置ですが、この3年間がさらに延長(もしくは実質永…

2022年6月22日

インボイス制度③~制度導入後の対策~

前回の記事で「免税事業者は取引先から消費税分の値下げを要求される可能性がある」と伝えました。 納得出来る出来ないは別にして、制度が始まる以上これは受けれなければなりません。 重要なのは「受け入れた上で対策を打つ」という事です。 ではどのような対策が考えられるでしょうか。   対策① 経過措置の主張 一番の対策は「消費税分の値下げはしません!」と言っ…

2022年6月2日

インボイス制度②~益税について~

前回の記事で消費税の納税額の計算方法と免税事業者について解説しました。 今回はそれを踏まえてインボイス制度についてもう少し深くお話させていただきます。   免税事業者の益税 現在、消費税の納税義務を免除されている免税事業者は益税がある、という批判があります。 例えば免税事業者Aが10,000円の商品を販売する場合、通常消費税1,000円を加えて11…